materie(マテリエ) 絵を描く材料と額縁の店
京都の画材屋 画箋堂


エンパネ パネル0号
正円木製パネル割引対象外

型番: pan-pEN0001

2,981

数量

円形パネル&キャンバス その名も「エンパネ」

エンパネは画箋堂が設計・製造しているオリジナル商品です。
このパネル版のポイントは「素材が合板であること」そして「独自に進化した桟(さん)の構造」です。


素材が合板であること

エンパネのパネルは合板でできています。その理由は大きく分けると3つあります。まずは安定した価格で商品を供給するため、次に桟(さん)を丈夫にするため、そしてパネル自体の重さを軽くするためです。

□ 安定した価格で商品を供給するため

最近少しずつ姿を見かけるようになった円形のパネル・キャンバス。でも実は、なかなか手に入れることができなかったみたいです。いろんな絵描きに「どこで手に入れたの?」と聞いてみたら、メーカーに特注するか、木工所にお願いして作ってもらうか・・・各々でなんとかして手に入れていたようです。それは大変・・・それでは費用も手間も大変な苦労です。
そんな現状を知って「無いなら自分たちで作ってみよう」というところから、画箋堂のエンパネはスタートしました。だから、欲しいと思った時にできるだけ安定した価格で、安定したスピード感で届けられるようにするために、品質を一定に保ちやすい合板をチョイスしています。

□ 桟(さん)を丈夫にするため

質のあまり良くないパネルだと、経年変化で形状が変わってしまうことがあります。そうなってしまうとどれだけ素晴らしい絵でも見栄えが悪くなってしまいます。そうならないようするため、桟を強くしてパネルに反りが起こらないよう構造を設計する必要があります。桟に一枚物ではなく合板を使うと反ることは基本的にありません。その理由はまず、合板が何層にも重なった構造をしているため層ごとに木目の方向が違うこと。次に「合板の芯材」と「外側の板」で素材の木を変えているので強度が安定します。これなら下地材を塗っても反りません。強度が安定すると、品質も安定するため全体の制作コストも抑えられ、結果皆さんに安定した価格でお届けすることができます。

※ただしパネルにあまりに過度な水分を含ませると、アクが出る可能性は無きにしもあらず。用量用法を逸脱する技法にトライする場合は自己責任にてお願いいたします。

□ パネル自体の重さを軽くするため

最近は展覧会などで額装をせずに、壁に直接パネルを掛けて展示するケースも増えています。(ほんとは額装してくれると嬉しい・・・)パネルの重さ + 絵具の重さを考えるとなかなかの重さになってしまうので、壁を傷めてしまったり、パネル自体が重さに耐えられないことだって考えられます。絵描きにはそうした不安が少しでも減るような状態で展示をしてほしい。そのために、強度はそのままでパネルの重さを減らすには合板がベストアンサーだったのです。


独自に進化した桟(さん)の構造

このエンパネ、一見するとなんの変哲もないただの円・・・と思った方には、ぜひパネルの裏側をみて欲しい!
実は桟の内側がくぼんでいるんです。これは2019年のリニューアル版から取り入れた構造です。発売当初は垂直でした。桟の内側がくぼんでいるだけで、パネルを壁掛けした時にしっかりと掛かってくれるようになりました。より絵描きに寄り添ったパネルとして、メジャーな画材として市民権を得られるようにエンパネは日々進歩しています!


サイズ展開

  • 0号 直径180 × 厚み20(mm)
  • SM 直径227 × 厚み20(mm)
  • 3号 直径273 × 厚み20(mm)
  • 4号 直径333 × 厚み20(mm)
  • 6号 直径410 × 厚み20(mm)
  • 8号 直径455 × 厚み20(mm)
  • 10号 直径530 × 厚み20(mm)

納期の目安

店頭に在庫がある場合は出荷に時間はかかりませんが、在庫が無かった場合は取り寄せに約14営業日ほどかかります。
また、ご注文が混み合っている場合に関しましても納期が延びる場合がありますのでご注意ください。


materie内の配信コンテンツ「G-LAB」の第一弾ではこの「エンパネ」を特集しています。
制作秘話や、キャンバスを張る際のポイントなど、よりエンパネを知ってもらうために製作者である画箋堂スタッフが語る、ふかーい話が盛りだくさんです。ぜひ一度ご覧になってください!



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