様々な絵具の色の元となる「顔料」は、微粒子の粉末ですが、この顔料を高分散化しペースト状にした製品です。「顔料」そのものですので、絵具と比べ非常に濃度の高いものとなっています展色材（糊）は入っていません。アラビアゴム、アクリルエマルション、膠などの糊剤を加えることにより、水性絵具を自作することができます。
木版画の絵具としても最適です。
また、市販の水性絵具に加えることで、絵具の濃度調整ができます。
卵テンペラやフレスコ画などの古典技法制作には、これまで粉体の「顔料」を練って絵具を自製していましたが、あらかじめ、練った状態の「顔料ペースト」を用いることで、簡単に絵具を作ることができます。
（高分散性の製品ですので、「顔料ペースト」と糊剤をペンチングナイフ等で軽く混ぜるだけでです。）
水で溶かしたでん粉糊を加えることで、発色の良い木版画絵具としてもご使用いただけます。
注）粉末の「顔料」とは異なり、油性の絵具の制作には使用できません。
絵を描く材料と額縁の店