絵を描く材料と額縁の店
京都の画材屋 画箋堂

本製品は、いわゆる「白亜地」と呼ばれる、吸収性のある下地を作ります。
これまで「ムードン」+膠液で自製していただいていた、吸収性下地が簡単に作ることが可能となるのと同時に、「ジェッソ」と同様のアクリルエマルションが糊剤となっていますので、扱いが簡便になりました。
吸収性下地を使用すると、絵具のメディウム分が吸収されることにより、塗膜が明るくなり、つや消しの鮮やかな発色を得ることができます。
また、特に油絵具使用時は、絵具の表面乾燥が極めて速くなります。
油彩だけでなく、アクリル絵具、DUO（水可溶性油絵具）、テンペラなど様々な絵具の下地としてご使用いただけます。

◆基底材（支持体）には、板、布、紙など吸収性のあるものであれば何にでもご使用になれます。
注）油性キャンバスおよび油性面には塗らないでください。
注）膠引きキャンバスなど伸縮性の大きい基底材に塗ると、ひび割れの恐れがあります。
注）ヤニ成分の多い板をお使いの場合にはフィキサチフを軽く噴霧し、乾燥後に塗布してください。

◆水で過度に薄めず、そのまま塗布してください。（水の量は約20%まで）ご使用時は泡がたたないようにゆっくりよくまぜ、そのままか水を少しずつ加え軟らかさを調整してお使いください。

◆一度塗りでも使えますが、より吸収性下地の効果を得るためには、3〜4回、塗り重ねしてください。アブソルバンは強い隠ぺい力が特徴です。乾いてゆくに従って、不透明性が増し、基底材が隠れます。
注）一度に厚塗りしないで数回に分けて塗り重ねてください。
注）一日以上乾燥させてから塗り重ねてください。
注）ドライヤーなどで強制乾燥させないでください。
注）広い面積を塗るときは刷毛又はローラーをお使いください。

◆良く乾燥してから細かいサンドペーパーをかけますと、細密画を描くのに適した平滑な塗面が得られます。